あぶら源 西川油店の町家外観

見どころ

江戸~昭和に使われ続け、油がたっぷり染み込んだ道具類や、大福帳や計量用の升などが並ぶ

菜種油を絞り出す貴重な道具類

江戸時代には大坂や伏見、鳥羽吉祥院から多くの人が行き交う幹線道路だったといわれる油小路通沿いに立つ一軒の油店。元新選組参謀で御陵衛士の伊東甲子太郎が新選組に討たれた殉難の地がすぐ近くにある。創業は1835(天保6)年。屋号はあぶら源。菜種油の製造を続けていたが、現在は小売のみ。西本願寺など界隈の寺院のお灯明の油も扱っている。「油を絞る」という慣用句はひどい苦労をするという意味だが、実を粉にして蒸し上げ、絞木にくさびを打ち込んで絞って油を抽出して漉すという菜種油作りは文字通りのたいへんな重労働であった。菜種を圧縮する道具、油売りの桶と天秤棒など、かつて使っていた道具類は今でも大切に保存されており、展示室で公開している。近松門左衛門の人形浄瑠璃『女殺油地獄』で使われた道具は当店にある実物が参考にされた。

施設情報

施設名 あぶら源 西川油店
住所 下京区油小路通七条下ル油小路町294
ホームページ https://abragen.net/
お問い合わせ 075-343-0733

開館状況や料金等についてはホームページをご確認ください