漆塗りの弁当箱が並ぶ展示室

見どころ

船、民家、釜、碁盤など、多彩でユニークな形のからくりタイプのお弁当箱も多い

お弁当箱が語る江戸時代の食文化

1689(元禄2)年創業の京の麸屋・半兵衛麸。伝統的な食文化の素晴らしさを後世に伝えていきたいとの思いから収集を始め、江戸時代に使われていた多彩なお弁当箱が展示されている。貴族や大名、商家などの裕福な人々が、お花見や蛍狩り、川遊び、お月見、紅葉狩り、観劇などに持って出かけたお弁当箱は、そこで料理を取り分けたりお酌をしたりするため、皿や器、酒器、箸などを収納できるようになっている。また、蒔絵や螺鈿など細かな細工のもの、陶器製や錫製など、季節感や風流な遊び心のある意匠で、まるで美術工芸品のようである。船や家、碁盤の形をした風変わりなタイプのお弁当箱は、まるでからくり細工のような面白さがある。当時の人々にとって、お弁当箱は単に食べ物を入れて運ぶだけでなく、文化を楽しむための小道具だったようである。

施設情報

施設名 お辨當箱博物館
住所 東山区問屋町通五条下ル上人町433 半兵衛麸本店 町家内
ホームページ https://www.hanbey.co.jp/abouthanbey/museum/
お問い合わせ 075-525-0008

開館状況や料金等についてはホームページをご確認ください